美容医療よくある質問ランキング

アンチエイジング治療編

しわやたるみを解消する治療法は?

しわやたるみは皮膚や筋肉の衰えから起こります。
しわやたるみでお悩みの方には、ヒアルロン酸、ボトックスなどの注射のほか、トレチノイン(ビタミンAの誘導体)などの塗り薬、さらにレーザー治療、自己脂肪注入療法、フェイスリフトといった美容外科手術などさまざまな治療が行われています。

ヒアルロン酸注射の効果は?

ヒアルロン酸の最大の特徴は「保水力」で、皮膚をはじめとした水分の多い部分に存在しています。美容医療では、しわやたるみに対してヒアルロン酸注射を行います。ほうれい線などの深いしわ埋める治療法は、もともとコラーゲン注射でしたが、アレルギーなどの問題から、近年ではヒアルロン酸が主流になっています。医療現場で使用されるヒアルロン酸は、使用箇所によって分子量の異なるものを使用しますが、徐々に体に吸収されていくため、美容効果は約半年から1年程度といわれています。

ボトックス注射とは何?

食中毒の原因菌で知られるボツリヌス菌の毒素から抽出した成分を、しわが気になる部分に注射するという治療法です。ボトックス注射は筋肉の動きを抑制する効果があり、目尻の笑いじわ、眉間の縦じわ、額の横じわなど、表情じわの原因となる表情筋の動き・緊張を抑制することで、しわの改善を図ります。しかし、すべてのしわ治療に有効ではなく、表情じわに限定されます。

年齢が若いのにシミができてしまった

一般には30歳くらいから現れる顔の色素沈着をシミといいます。ひとくちにシミといっても実はいろいろなタイプがあり、それぞれに応じた治療をしなければ、かえって悪化することもあります。そのため、そのシミがどれに該当するのかの診断が最も重要になります。つまり、治療に先立って、まず正確な診断を行うことが、その後の治療結果に大きく影響することになります。

肝斑とはどんなシミの種類?

肝斑とは主に30~40歳代の女性の顔面にできる左右対称性の淡い色むらのない薄茶色の色素沈着をいいます。女性ホルモンの乱れなどいろいろな原因が考えられていますが、肝斑という名は肝臓の色に似ているためで、肝臓の病気とは関係ありません。ビタミンCイオン導入やトラネキサム酸の内服、フォトフェイシャル(光治療)などで治療します。

フォトフェイシャル(光治療)とは?

フォトフェイシャルは、肌に有効な光であるIPL(インテンス・パルス・ライト)を当てることで、シミ、そばかす、しわ、たるみ、ニキビ痕、赤ら顔、毛穴の開きなどの様々な肌トラブルに応じた効果をもたらします。フォトフェイシャルで使用される光は、カメラのフラッシュライトのようにいろいろな種類の単一光が集まった幅広い波長を持っています。 パワーがマイルドな光なので、肌へのダメージが少ないですが、何度か施術を繰り返さないと効果が実感できない方もいます。

くすみの原因と改善治療は?

くすみは、血行不良による赤みの低下、加齢に伴う皮膚の黄色化、角質肥厚、皮膚の乾燥による透明感の喪失などが原因です。また、メラニンの増加も肌をくすんで見せます。不要な角質や老廃物を取り去り健康な素肌に生まれ変わらせるケミカルピーリング、微弱な電流を用いる事によりイオン化した有効成分を肌に浸透させるイオン導入、フォトフェイシャル治療などが効果的です。

ケミカルピーリングの効果は?

ケミカルピーリングは、AHA(アルファヒドロキシ酸)などの薬剤を皮膚の表面に塗布し、古くなった角質を剥がす治療法です。古くなった角質を剥がし取ることで、ニキビやシミなどのトラブル部分を除去します。また、皮膚の新陳代謝を促進させるとともに、皮膚の保湿成分(セラミド)や弾力成分(コラーゲンやエラスチン)が増加する効果も期待されます。

抜け毛のメカニズムとは?

頭髪の抜け毛の症状は主に若年男性の悩みですが、女性も加齢とともに全体に薄くなる悩みがあります。1本の髪の毛の寿命は2年から6年で、一定のヘアサイクルを有しています。このサイクルが乱れると、男性型脱毛症(AGA)では通常は2~6年ある成長期が数ヶ月~1年に短縮し、髪が抜けるという症状が現れます。そして、次第に細く短い毛が生えます。女性の薄毛は休止期が長くなり、そのため髪が抜けても次の毛がすぐに生えてこないので、結果的に髪の本数が減少し、薄毛化します。また、毛の太さそのものも細くなり、全体に薄く見えるようになります。

プチ整形とは?

プチ整形は、基本的にはメスを使った手術をせずに、薬剤注入やレーザー照射などでしわやあざ、シミなどを取る、たるみを改善するなどを行うものです。気軽にできる感覚があり人気の高いプチ整形は、失敗しても元に戻しやすい、比較的時間が短くて済む、施術のリスクが少ないなどといわれています。しかし、あくまで「プチ」であることから、期待ほど効果が得られない、永久的な効果がないなどのデメリットもあります。